歯周疾患予防の一つとして、細菌数値を測定し口腔内の環境チェック!

口腔内細菌数測定の必要性

歯周疾患は、初期段階での自覚症状がほとんどないため、発病に気付かない人が多いですが、日本人の55~74歳の歯周疾患の罹患率は、約50%といわれています(2005年調査)。また、歯周疾患は、歯を失うだけでなく、肺炎や糖尿病、心筋梗塞など様々な疾患の引き金になるともいわれています。2011年に制定された歯科口腔保健法では、歯科疾患の予防や口腔の保健に関する調査研究を行うこと、一般国民をはじめ、障害者・介護を必要とする高齢者が定期的に歯科検診・歯科医療を受けることが推奨されており、歯科業界から口腔内の衛生環境を定量的に評価するための測定機器への要望が高まっていました。

細菌カウンタのメリット

口腔内細菌数など口腔内の衛生環境の定量評価には、大学や研究所など専門機関での測定が必要であり、時間的にも費用的にも被測定者様の負担は少なくありませんでしたが、 この細菌カウンタは、簡単な操作で、口腔内から採取した検体(唾液)に含まれる細菌総数を約1分という短時間で測定できます。本装置で測定された細菌数から、被測定者様の口腔内の衛生環境を評価できます。

細菌数測定装置:細菌カウンタ

パナソニック独自の細菌検出技術「DEPIM※1」により、その場で、簡単に細菌数を測定可能にした装置です。約1分で、培養法と同等の細菌数検出結果が得られます。「DEPIM※1」は、口腔内の細菌において、培養法との高い相関も確認されています。

※1:DEPIM(DiElectroPhoretic Impedance Measurement)とは・・・ 誘導泳動で液体中の細菌を電極に捕集させ、インピーダンスの変化を計測して検体1mL中の細菌濃度[cfu/mL]に換算するパナソニックの独自技術による測定方法です。

細菌カウンタ 測定結果表示

▲トップへ